AW検定協議会が実施している建築鉄骨溶接技量検定試験について教えてください。
地震国日本の建築物の安全性を保つためには、溶接部の品質確保が重要です。 AW検定協議会は、日本を代表する設計事務所、建設会社を中心に、それらの代表による検定委員会を組織し、建築鉄骨の溶接技術向上のための活動を行っています。
この一環として、鉄骨製作会社に所属する工場溶接技能者、現場作業を主とする溶接技能者の建築鉄骨溶接技能検定試験、官公庁のほか関連機関との連携、溶接技術に関する研究評価、溶接技能者に対する教育活動など、多岐に及ぶ活動を積極的に推進しています。
建築鉄骨の溶接は、溶接部のディテールが建築特有(レ型開先の裏当て金方式、溶接線が短い、ビードの継ぎ目が多い等)であることから、高度な溶接技術を必要とします。
安全性の高い溶接品質を確保するためには、そのディテールを考慮した技量付加試験を実施して、溶接技能者の技量を確認することが求められています。 AW検定協議会は、設計各社が実施している溶接技能者技量付加試験を統一的に行うことによって、工事監理者、施工管理者の省力化と鉄骨製作会社の負担軽減を図り、建築鉄骨の安全性と溶接関連技術の向上ならびに普及に寄与することを目的としています。
溶接実技試験から資格証発行までのフロー概略を図1に示します。

溶接試験の種目及び機械試験の概要を下表に示します。

溶接技量試験に用いる試験体の一例として、工場溶接(鋼製エンドタブ)完全溶込み溶接試験体を図2(同試験体の溶接姿勢別の立面図を図3)に、隅肉溶接試験体を図4に示します。



2007年3月末時点での検定有資格者の概略は、工場及び工事現場溶接(海外を含む)については総数約3,200名、ロボット溶接オペレーター約240名(種目ごとの延べ数)、鋼管溶接13名となっています。
なお、より詳細な情報をご希望の場合は、下記ホームページを参照願います。
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