建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)  
 
建築技術2008年9月号 見落としを防ぐ鉄骨工事監・管理帖

監修:田中淳夫

建築界では最近、現場技術者の技術力の不足・低下が社会問題化している。建築現場では、鉄骨工事の基本事項集が若手技術者の場合は基本知識の勉強のために、また、ベテラン技術者の場合はこれまでの知識の再確認ができるように活用されている。特に鉄骨工事では、昨年の法改正、JASS6の改定に伴って、新たに留意しなければならない事柄も出てきている。これを機に、改めて鉄骨工事で見落としがちな事柄や、設計上・施工上注意しなければならないことを再確認しておく必要があるだろう。

この特集では、設計者・現場技術者を対象に、中規模程度の建築物における鉄骨工事の基本的な事項の再確認と、新たに基規準類の改定により知っておくべき事柄を誌面に反映しつつ、監理・管理上の見落としを防ぐための諸事項を取り上げる。

各事項について1頁もしくは見開き単位でチェックしやすい手帖形式にまとめ、現場ですぐに活用できるように、要点を拾いやすく読みやすい構成とする。


【特集扉序文】

RC構造の建築物に比べて鉄骨構造の建築物では建築工事における監・管理上注意すべき項目が多い。それらは、構造材料、構造体の構築方法、各種接合部の種類と特性、構造体と各種内外装との取合いなど多岐に亘っている。本特集では、これらの内容について品質面で問題のない鉄骨造建築物を建設するために監・管理者が理解しておくことが必要と考えられる事項を項目別にまとめてある。必要に応じて十分活用されることを希望する。(田中淳夫)

【特集内容】

I.鉄骨工事の作業工程と監・管理の流れ 田中淳夫
II.鉄骨造の基本
No.1 鋼材の種類と形状 永田匡宏
No.2 鉄骨部材の種類 増田浩志
No.3 架構形式と部材の関係 塚谷秀範
No.4 接合部の種類 増田浩志
No.5 CFTの部材と接合部 河野昭彦
No.6 構造体の耐火被覆 大橋宏和
No.7 建築工事費のなかの鉄骨工事費 森田 寛
III.法改正による変更点
No.8 冷間成形角形鋼管を使った場合の応力割増・低減 田中淳夫
No.9 アンカーボルトの構造特性と法的な取扱い 田中淳夫
No.10 あらかじめの検討 春原匡利
IV.工場製作
No.11 工場製作の流れと検査概要 田中淳夫
No.12 原寸検査 中尾正躬
No.13 製作工場による自主検査 中尾正躬
No.14 受入れ検査としての製品検査 中尾正躬
No.15 付属金物類の溶接と検査 中尾正躬
V.現場施工
No.16 建方前の事前確認 犬伏 昭
No.17 鉄骨揚重方法 犬伏 昭
No.18 建方検査 犬伏 昭
No.19 建入れ直しの方法 犬伏 昭
No.20 建方時の補強方法 犬伏 昭
No.21 CFTの施工方法 後藤和正
No.22 外部階段と躯体との取合い 宮島金悟
No.23 エレベータシャフト・パイプシャフトの納まり 嶋 徹
No.24 現場溶接の管理と検査 宮島金悟
No.25 高力ボルトの締付と検査 田中淳夫
No.26 スタッドコネクタの施工方法と検査 宮島金悟
No.27 制振ダンパーの接合方法 竹内 徹
No.28 斜柱・X柱の接合方法 許斐信三
No.29 アンカーボルトの据付け方法と養生方法、据付け寸法許容誤差 越田和憲
No.30 柱底均しモルタルなどの施工方法 越田和憲
No.31 ベースプレートと鉄骨柱の接合方法 越田和憲
No.32 埋込柱脚の施工方法 越田和憲
No.33 デッキプレート床、合成スラブの施工方法 嶋 徹
No.34 折板屋根の施工方法 杉本浩一
VI.躯体の仕上げ
No.35 柱梁・天井を現しとする場合の留意点 嶋 徹
No.36 耐火塗料、耐火被覆の種類と施工方法 西村俊彦
No.37 防錆塗装 世古信之
VII.内外装と躯体との取合い
No.38 現場における付属金物の取付け 福田一夫
No.39 PC版との取合い 福田一夫
No.40 ALC壁版との取合い 福田一夫
No.41 押出成形セメント板との取合い 福田一夫
No.42 メタルカーテンウォールとの取合い 野平 修
No.43 ガラスカーテンウォールとの取合い 野平 修
No.44 サッシと躯体との取合い 野平 修
No.45 目隠し板との取合い 菊池良成
No.46 内部間仕切壁との取合い 菊池良成
No.47 防水・シーリング 久下高豊
VIII.音・結露対策
No.48 音・遮音対策 古賀貴士
No.49 結露対策 長田雅夫
IX.認定
No.50 鉄骨製作工場の認定制度 田中淳夫
No.51 鉄骨性能評価を行う評価機構 田中淳夫

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